13年間。

昨晩、なかなか眠れなくて
やっとの思いで少し寝たら、
ぽんちゃんが生き返る夢を見ました。

なんて都合のいい話。

これが現実ならどんなに幸せだろうと、
起きて部屋を出てみても、
扉の前にはくーちゃんとちーちゃんしか居ませんでした。

ぽんちゃんはかごの中で眠ったままでした。

朝になったら当たり前にまた動いてるかもなんて、
非現実的な淡い期待は当然のごとく叶わなくて。
眠ってるぽんちゃんの顔を見て泣いて。

くーちゃんとちーちゃんは当たり前に動いているのに、
どぅしてぽんちゃんだけ眠ったままなんだろうって、
動いてることってほんとは当たり前のことぢゃないのかなって思ったり。



本当はずっとこのまま傍に居てほしかったけど、
もぅ動くことはないだろうし、
とりぁぇず火葬してもらえるところを探して。

10時くらぃにﾊﾟﾊﾟﾝとﾏﾏﾝと一緒にぽんちゃんを火葬場に預けに行きました。



ﾏﾏﾝは散々自分を責めて泣いてました。

ただの風邪ぢゃないかって、
とりぁぇず一晩様子を見て明日病院に連れて行こうって。
今日すぐに連れて行けばよかったってずっとずっとぽんちゃんに謝ってました。



ぉ兄ちゃんには昨晩電話で伝えて、
朝ﾒｨﾙが来てました。
ぉ兄ちゃんも涙が止まらなかったみたいで。

最期を看取ってあげられなくてごめんって。



みんなみんな泣きました。

ぽんちゃんがどれだけ大きな存在だったか。

失うまで誰も気づけなくって。



階段を上がってすぐの猫の寝床のかごがひとつ減って。
玄関先も居間もいつもよりなんだか広く感じて。
階段をひとつ飛ばして上がらなくていいことに違和感を覚えて。

昨日まで当たり前にそこに居たのにね。

いつも可愛くない猫なで声で不器用に甘えてくれた。
ぁたしの足にちょこんと顔を乗せて寝てた。
それが当たり前だって思ってたのに。



昨日の夜、最期にぁたしの部屋の前で鳴いて、
気づいたらもぅ動かなくなってて、
泣き叫んでも届かなくて。

ぁたし、ぽんちゃんに何かしてあげられてたのかなって。

ぽんちゃんは幸せだったのかなって。



ぽんちゃん。

当たり前の存在が確かにそこにあったはずなのに。
突然すぎてまだ信じられない。

ぽんちゃんが居た空間にぽっかり穴が空いた。



本当に大好きだよ。

別れは辛いけど、
生きててくれた13年間は本当に楽しかった。
ぁたしは幸せだったよ。



生きててくれてありがとう。

おやすみなさい。